ウイスキープライベートブランド「DRAMLAD」

ウイスキープライベートブランド「DRAMLAD」

DRAMLAD(ドラムラッド)合同会社では、スコットランドのウイスキー原酒を樽ごと買い付けボトリングするプライベートブランド。味わいや個性、ヴィンテージや熟成年数、カスクタイプなどを考慮し、手の届きやすい価格帯からハイエンドまで幅広く展開しています。特筆すべきは、バーテンダーやウイスキー専門店の店主など、ウイスキーに精通したテイスターが集結し、ボトリングするウイスキーを1本1本厳選しているという点。テイスターが太鼓判を押す、その蒸溜所ならではのハウススタイルを存分に味わえます。

DRAMLADのプライベートブランドは、信頼できるサプライヤーから樽を購入しボトリングされています。樽の選定は、事前に詳細なリクエストをサプライヤーへ送り、それに基づいて膨大なストックの中から最適な樽が選び出されます。そのサンプルを豊富な経験とスキルを持つテイスティングチームによって入念にテイスティングされ、官能評価のみならず、市場の傾向、発売する時期、価格帯、さらには地域別の嗜好の違いに至るまで、多角的なディスカッションを繰り返して購入する樽を決定します。1本のボトラーズウイスキーを生み出すために、もっとも重要な役割りを担っているDRAMLADのテイスティングチームをご紹介します。

 伊志嶺 尚(いしみね ひさし)DRAMLAD & Co.代表

90年代後半に初めてウイスキーと出会い、2002年頃より本格的にシングルモルトの魅力に惹かれ傾倒していき、これまでに約4,800種類を超えるテイスティングを通して、その見識を深めていく。バイヤーとしてスコットランド出張での海外取引先との折衝や、輸入と仕入れ・卸といった、流通の実務にも深く携わり、ウイスキー市場を下支えする裏方としても務める。「より良いウイスキーを、よりダイレクトに市場へ届けたい」という想いが募り、新たなウイスキー・プライベートブランド事業の構想を立案。ブランディングとテイスティングにおいて最も信頼できるメンバーを招き、DRAMLADを設立する。

山内 肇(やまうち はじめ)マネージング パートナー

慶應義塾大学(学士)、ブラウン大学(RI,USA:交換留学)、英ロンドン大学(University College London:MA)を経て英スコットランド・エジンバラ大学(University of Edinburgh)にて博士号取得(MSc. & PhD)。カリフォルニア州サンタバーバラ在住。エジンバラ在住時にSMWS原酒鑑定評議員として勤務。現在は専門性の高い通訳としてケンタッキー州のバーボン蒸溜所を中心に活動する一方、米国製マイクロブルワリー機器に日本一詳しい人物としてクラフト・ビールに関するコンサルティングも行う。DRAMLADでは、Managing Partnerとして、これまでの知見を活かして海外のカスク供給元との交渉サポート、ブランディング全般のアドバイザーとして携わる。

静谷 和典(しずや かずのり)エグゼクティブ テイスター(東京)

株式会社ロイヤルマイル代表取締役。BAR LIVET、BAR新宿ウイスキーサロン、2店舗のオーナーバーテンダー。ザ・グレンリベットとの出会いからウイスキーを学び、ウイスキー検定では3階級日本1位を達成。2019年には最年少マスターオブウイスキーを取得。東京ウイスキー&スピリッツコンペティションでは3年連続で審査員を務め、雑誌ウイスキーガロアの公式テイスターとしても活動。また2020年よりYouTubeでも《bartender シズタニエン》として情報を発信。ブレンダーチームグレンマッスルのメンバーとしても活動中。

伊藤 史裕(いとう ふみひろ)エグゼクティブ テイスター(名古屋)

Bar Rubin’s-vaseオーナーバーテンダー。学生時代に、人と話す事と酒が好きでバーテンダーこそが天職だと確信して以降、自身のバーを開業することを目標に定める。主観に囚われず客観的に考えられるよう様々な経験を積むべく、外食企業で勤務しながら経営ノウハウを蓄積。その後、バーテンダーとしての技術を学ぶためにホテルバーのバーテンダーに転身。スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキーから数々のプライベートボトルを精力的にリリースしており、セレクトしたボトルは、いずれも発売後すぐに完売してしまうほどの人気で、安定した高評価を受けている。

村上 陽祐(むらかみ ようすけ)エグゼクティブ テイスター(大阪)

MINMORE HOUSEオーナーバーテンダー。中学卒業後は、日本酒の酒蔵で杜氏見習いとして酒造りの修行に励む。 その後バーテンダーを志し20歳の時に初めてスコットランドへ渡英し、ウイスキーの素晴らしさに出会う。 その後は毎年のようにスコットランドへ渡り勉学に励む。25歳の時に大阪北新地に、蒸留所のゲストハウスから名前の使用許可を頂きBAR MINMORE HOUSEを開店する。最近では、国内に問わず海外のイベントやセミナー講師、国内の大学や専門学校の講師なども務める。テレビ番組で、カクテルのコーナーなども務め、幅広く活躍している。

根本 一彦(ねもと かずひこ)エグゼクティブ テイスター(酒販店)

ねもと酒店 店主。ウイスキー専門オンラインショップ「Graveyard of Malts Blaaaack Ver.」運営責任者。家業の酒販店を継ぎ、約30年に渡って酒販一筋を貫く。早くからスコッチウイスキーの奥深い魅力と可能性を感じ取り、2000年代前半から家業の傍らでオンライン販売にも参入。今となってはオールドボトルと呼ばれる数々の銘品が現行品だった頃から長年に渡って多数取り扱う。派手な宣伝をしないが銘品がある酒屋として、コアなウイスキー愛好家にとって知る人ぞ知る存在。長年に渡る酒販業としてのキャリアから、ウイスキーを商品と捉え、その価値を見抜く。

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