余った白ワインをカクテルにアレンジしてみました。
今回はカシスリキュールを加えた「キール」というカクテルです。
「キール」の誕生は、第2次世界大戦後まもなく、フランスのブルゴーニュ地方にある都市のフェリックス・キール市長が発案したカクテルと言われています。大戦により多く国の経済が疲弊し、ブルゴーニュ産ワインの輸出にも影響が出ていました。そこでキール市長は、地元特産のアリゴテ種の白ワインとルジェ社のカシスリキュールを使ったカクテルの普及に努めました。やがて市長の名がカクテル名となったのです。もともとこのレシピは、戦前か同じくブルゴーニュ地方の特産品であるカシスと白ワインを合わせたカクテルを考案しました。市の歓迎会で提供することで、その魅力を外へアピールしたそうです。ちなみに、白ワインをシャンパンに替えると「キール・ロワイヤル」になります。
今回使用する白ワインは『キンタ・ラス・カブラス シャルドネ』。チリワインです。チリワインは、スーパーやコンビニなどでお手軽な価格で手に入るデイリーワインが多く、しかも美味しい!!
中でもこの『キンタ・ラス・カブラス』は、顔? ヒツジの角? が描かれたラベルが印象的で、軽い口当たりとフルーティな飲み口で、結構愛飲しています。
ではさっそくつくっていきます!
キールのつくり方

材料は白ワインとカシスリキュールのみ。
まず、カシスリキュールを30mlグラスに注ぎます。
ワイングラスではなく、ちょっと気分を変えてフルートグラスにしました。
続いて、白ワインを150ml。白ワインとカシスリキュールの割合は5:1がベストです。
軽くかき混ぜたら、あっという間に「キール」が完成!! すごく簡単です。




さっそく乾杯! キールのお味は?
さっそく飲んでみます。何にもおつまみがありませんが、ひとまず『乾杯♪』。
もっとサラッとした飲み口かと思いきや、意外に重みのある感じです。思ったほど甘くなく、きちんと白ワインのフルーティーさや酸味も感じます。
美味しいです。
『キンタ・ラス・カブラス』の特徴なのかちょっと分かりませんが、カシスの甘味が作用しているのか苦味を感じました。甘〜いカクテルを想像していましたが、意外です。
これなら食後のカクテルとしてチーズと楽しんでも良さそうです。
何より色味がキレイなのがいいですね。
とても簡単なので、ぜひ「キール」をお試しください!

レシピ
- 白ワイン:150ml
- カシスリキュール:30ml