グレンスコシア

グレンスコシア

大麦の一大産地であり、海運業も発達していたカンベルタウンは、かつては50か所以上の蒸溜所がひしめいており、世界の「ウイスキーの首都」と呼ばれていましたが、現在まで稼働している蒸溜所はわずかに3か所。スモールバッチで仕込まれる、潮の香りが特徴のカンベルタウン伝統のシングルモルトです。

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1814年 リトルミルの第2蒸溜所として設立

リトルミルは1772年以前より蒸留していたローランドの蒸溜所。ロッホローモンド蒸溜所は、1814年にその第2蒸溜所としてローモンド湖北西に設立されました。1966年に現在の場所に移転しており、新たな蒸留器など次々と導入しています。

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キャンベルタウンモルトの特徴

港町らしい潮の香りに、ほのかなピートフレーバー、オイリーなボディがこの地域の特徴です。ピートは控えめで余韻をビターに引き締める程度。グレンスコシアでは1年で6週間のみピーテッド原酒を生産し、これをノンピート原酒にブレンドしています。

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世界中のコンペティションで高評価

その長い歴史の中で1920年頃から何度も生産休止を経験してきましたが、1999年からロッホローモンドの協力で生産を再開、復活を遂げました。近年では長熟商品だけでなく、エントリーレンジにおいても名だたるコンペティションで高い評価を受けています。「スコティッシュウイスキーアワード2021」では、最も評価の高い蒸溜所に贈られる「スコティッシュウイスキーオブザイヤー」を受賞しました。