ルスタウ

ルスタウ

ルスタウ社は、1896年に一人のアルマセニスタによって設立されたスペイン屈指のシェリーメーカーです。1945年から自社ブランドのボトリングを開始し、1980年にはプレミアムシェリーの代名詞にもなっている「アルマセニスタ・シリーズ」を発表。現在ルスタウ社は、クオリティ・シェリーのベンチマークとして、最も信頼されるブランドの一つに数えられています。

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ルスタウの歴史

ルスタウは、1896年にスペインのアンダルシア地方で創業された、シェリー酒の名門ブランドです。創業者のホセ・ルスタウ・イ・エムポリオが、自身のぶどう畑で栽培したぶどうを使ってシェリーを生産したのが始まりでした。ルスタウは、当初は他のシェリーメーカーに原酒を提供する「アルマセニスタ」としてスタートしましたが、1950年代から自社ブランドでの販売を開始しました。伝統的な製法を守りながらも、革新的なスタイルのシェリーを作り続けており、今ではスペイン国内外で高い評価を得ています。

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アルマセニスタとは

アルマセニスタは、ルスタウが手掛ける特別なシェリーコレクションで、伝統的なシェリー造りの技術を継承する個人のアルマセニスタ(シェリーの熟成と保管を専門とする業者)によって生産されたシェリーを厳選してボトリングしたシリーズです。ルスタウは、こうしたアルマセニスタから品質の高いシェリーを選び、限られた量で提供しています。このシリーズは、通常のシェリーとは一線を画す個性的な風味が特徴で、それぞれのアルマセニスタが持つ熟成技術とスタイルが反映されています。

アルマセニスタシリーズのシェリーは、通常の市場には出回らない希少なもので、シェリー愛好家にとっては特別な存在です。各ボトルには、アルマセニスタの名前や熟成場所、そして熟成年数が記載されており、シェリーの伝統とクラフトマンシップを体現しています。フィノ、アモンティリャード、オロロソ、パロ・コルタドなど、さまざまなスタイルがあり、いずれも深い味わいと香りが楽しめるシリーズです。

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製造と品質へのこだわり

ルスタウのシェリーは、その製造過程において、厳選されたぶどうと伝統的な製法が重視されています。シェリーの製造には、ソレラシステムと呼ばれる独自の熟成方法が用いられ、これにより複雑で深みのある風味が生まれます。

また、ルスタウは、ぶどうの栽培からシェリーの熟成まで、すべての工程を厳密に管理しています。特に、フィノやアモンティリャード、オロロソなど、さまざまなスタイルのシェリーを生産しており、それぞれがユニークな風味と香りを持っています。ルスタウは、品質に対する徹底したこだわりで知られ、そのシェリーは世界中のワイン愛好家から高く評価されています。