ザ・レイクス ディスティラリー
レイクス蒸留所は、イングランド北部、湖水地方(レイクディストリクト)に位置する新進気鋭の蒸留所です。
美しい自然環境に恵まれた蒸留所
「レイクス蒸留所」は2014年イギリス北西部湖水地方に誕生した蒸留所です。ユネスコ世界遺産レイク・ディストリクト・ナショナルパークとヨーロッパで最も水流の速いダーウェント川の純粋な水と美しい自然環境に恵まれた蒸留所です。
蒸留所の名前もこの地域に由来しています。レイクス蒸留所は、スコットランドのウイスキー造りの伝統を受け継ぎながらも、イングランドならではの独自性を持つウイスキーを目指しており、設立から短期間で注目を集める存在となっています。
レイクス蒸留所の製法へのこだわり
レイクス蒸留所の製造プロセスは、スコットランドの伝統的なウイスキー製法を尊重しつつ、独自のアプローチを加えています。ウイスキーの製造には、最高品質のイングリッシュモルトを使用し、蒸留には銅製のポットスチルを採用しています。
特に、発酵過程では長時間発酵を行うことで、豊かで複雑なフレーバープロファイルを形成します。さらに、蒸留の際には「ハーツカット」と呼ばれる中間部分を厳選し、雑味を取り除きながらも芳醇な香りを最大限に引き出す手法を用いています。このように、細部にまでこだわったプロセスが、レイクス蒸留所のウイスキーの品質を支えています。
樽の選定
レイクス蒸留所のもう一つの特徴は、樽の選定と熟成プロセスに対する徹底したこだわりです。シングルモルトウイスキーの熟成には、シェリー樽やバーボン樽、ポート樽など、様々な種類のオーク樽が使用されます。
これにより、ウイスキーに複雑で層状の風味が付与されます。特にシェリー樽での熟成は、ウイスキーにリッチなフルーツやスパイスのニュアンスを加え、深い色合いと豊かなアロマをもたらします。また、熟成環境も重要視されており、湖水地方特有の気候がウイスキーの熟成に理想的な条件を提供しています。