ラオディ

ラオディ

2006 年、異国の地で自らの理想のラムづくりを追求する日本人が創業したラオス初のラム蒸留所。手作業で畑を開墾し、自社で栽培した無農薬さとうきびを原料とする。畑から一貫した品質管理を行い、高糖度さとうきびの「一番搾りジュース」のみをつかった世界でも希少な"アグリコール製法"を創業時から採用。

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サトウキビの味わいを"極限まで”活かす

創業当初よりサトウキビジュース100%原料の”アグリコール製法”によるラム酒づくりを行う。一般的なラム酒は砂糖を製造する際に発生する副産物の糖蜜から作られるタイプで、トラディ ショナルと呼ばれる。一方、アグリコールの場合は生産時期が限られ、収穫後すぐに圧搾・発酵させる必要があるなど生産コストが高いことから世界における生産量も1割程度に留まる。それに加えLAODIは無農薬で原料を自社栽培し、瓶詰めまで一貫して行う世界的にも珍しいクラフトラム蒸留所。

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日本人が海外で作る"クラフトラム”

「世界に通用するクオリティのラム酒づくりに挑戦する」一人の日本人から始まった物語。LAODI創業者であり、醸造責任者の井上育三氏。地元・広島で化学分析機販売会社を経営して いた際、仕事でラオスを訪れ、ラオスの人々や風土に魅了され、創業を決意。酒づくりは未経験だったものの、自身が持つ化学的知識や専門家の協力を得て、試行錯誤を積み重ねながら独自のラム酒づくりを行ってきた。日本人のものづくり精神を現地へ継承できるよう、70歳になった今も現役で現場に立ち続けている。

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海のない"真水育ち”サトウキビ

東南アジア唯一の内陸国であるラオスでは、豊かな生活資源の中心をメコン川が担っている。LAODIのサトウキビは、一般的なラム酒が生産される海に接する地域とは異なり、潮風の影響を受けずに、メコン川の真水で育つ。そのため、サトウキビ本来の風味や味わいがよりダイレクトに活かされ、結果として、しっかりとしたサトウキビの骨格が感じられるラム酒が誕生する。